不妊去勢手術をする

不妊去勢手術を推奨する4つの理由

完全に室内で飼育している猫や犬にも、不妊去勢手術は必要?
医学的行動学的遺伝的社会的理由から、
不妊去勢手術を推奨しています。

医学的理由

健康なからだで、長生きするために


不妊去勢手術をすることによって、性ホルモン関係の多くの病気を予防することができます。病気を完全に予防しないとしても、ある種の慢性病にかかった場合、不妊去勢手術をしていると症状が軽減したり、薬の量が減ったりすることもあります。
糖尿病・高血圧症・慢性外耳炎・慢性の皮膚病などの慢性病に対しても、不妊去勢手術をしている動物は症状も軽く、治療効果も高いと、多くの獣医師が経験的に知っています。またメスの場合、初回の発情が来る前に不妊手術をすると、将来、乳腺腫瘍の発生確率が0.5%にまで低下するという統計があります。

手術で防げる、または予防できる可能性のある疾患

♂ オスの場合
○精巣の腫瘍・睾丸炎
○前立腺疾患(肥大、のう胞、炎症)
○性ホルモン性疾患
○肛門周囲腺腫
○アレルギーや自己免疫性疾患の軽減等

♀ メスの場合
○子宮蓄膿症など子宮の疾患
○卵巣のう腫など卵巣の疾患
○乳腺腫瘍の発生率の低減
○性ホルモン性疾患
○アレルギーや自己免疫性疾患の軽減

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行動学的理由

ストレスを軽減し、穏やかに暮らしていけるために

 
縄張りを守るための吠えや尿スプレーなど、犬や猫が人間社会で生きていくためには不都合な習慣(=問題行動)は、それらが発生する前に不妊去勢手術をすることで、改善される可能性が高くなります。また術後は発情のストレスからも解放されるため、優しく穏やかな性格になる場合が多く、一般的に、飼いやすくなるとされています。

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遺伝的理由
「うちのコの子どもの顔」を見てみたい?

疾患の素因を持った遺伝子を持つ「遺伝病」が、近年急激に増えています。疾患の遺伝子を持っているからと言って必ず病気が発症するわけではないため、外見だけでは遺伝病のキャリアであるかどうかは判断できません。遺伝病は、その子が発症していなくても、子孫にその病気が出てしまう可能性がある、恐ろしい病気なのです。
ただ「自分のペットに子供を生ませたい」「子犬の顔が見てみたい」「出産を経験させてあげたい」という安易な気持ちで自家繁殖をすると、将来はあらゆる遺伝病がペットの中に蔓延し、痛みや不便な生活を強いられる犬や猫を増やすことになってしまいます。

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社会的理由

捨てられ、処分される不幸な命を減らすため

犬や猫を飼いたいという人間の数に比べて、圧倒的多数の子犬子猫が生まれています。そのため捨てる人が後を絶たず、動物愛護(管理)センターでは毎年何十万匹という子犬子猫が殺処分されています。不幸な命が生まれてくることを防ぐためにも、不妊・去勢手術の徹底が何より大切なのです。


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