ふくおかの現状 


毎年、たくさん生まれている「おうちのない猫」

 平成27年度、福岡県で捨て猫として引き取られ殺処分された猫2872匹のうち、2405匹は生まれて間もない子猫でした。
「知らないうちにたくさん生まれてしまって、これ以上飼えない」「庭先で知らない猫が子どもを生んだ」など、猫の飼育環境に起因する問題で、いまだ数多く殺処分されています。
 また福岡市内では年間約7000匹の猫の死がいが路上で回収されていることから、愛護センターなどに持ち込むことなく、野外へ捨てられている子猫たちも数多くいることが伺えます。飢えや病気、犬やカラスなどの外敵、交通事故などで命を落とす「のら猫」は後を絶ちません。
 さらに福岡県の温暖な気候や、安易なエサやり、責任ある終生飼育をしないことになどにより、公園や街中でのら猫が繁殖しやすいことも、猫の殺処分が減らない原因の一つです。
 私たち人間が世話をできる数以上の子猫が『生まれすぎている』という現状はまだまだ続いているのです。

愛護センターに持ち込まれる子犬・子猫の割合
※データは福岡県庁HPより

 

福岡県犬・猫の引取頭数
※福岡県庁HPより

 

福岡県犬・猫の殺処分数
※福岡県庁HPより

 

猫の適正飼育を考える

猫は生涯室内のみの生活でも、しあわせに暮らすことができる動物です。
いのちをつなぐ委員会では、猫の完全室内飼いを推進しています。望まない出産を防ぎ他の猫との接触を避けることで、ケンカによる怪我や感染症のリスクを少なくすることができます。また、発情期特有の放浪やスプレー行為の軽減、乳がんなどの発症の確率を下げるなどのメリットから、不妊去勢手術はとても大切です。
今あるいのちを大切にし、不幸な命を増やさないためにも室内飼育の徹底をお願いします。

猫の現状、隠れたデータ
平成26年度、福岡市の子猫の殺処分数は342匹。その5年前、平成21年度は1835匹であったことを考えると、その数は劇的に減少しているかのように見えるかもしれません。しかし殺処分の数には含まれることのない、隠れたデータがあることをご存知でしょうか。交通事故などによる「猫の死がい」の数です。
福岡市内では年間約7,000匹の猫の死がいが回収されており、愛護センターなどに持ち込むことなく、野外へ捨てられている子猫たちも数多くいることが伺えます。“猫が生まれすぎている”という現状の改善には、まだまだ多くの時間と皆さまのご理解・ご協力が必要です。

迷い猫・犬の殺処分は、飼い主の意識でなくすことができます

迷い犬・負傷犬猫の保護・収容数と返還数      ※データは福岡県庁HPより

※保護・収容されたすべてが迷子の犬や猫ではありません

猫や犬が保健福祉(環境)事務所(=保健所)や動物管理(愛護)センターに保護・収容された場合、期日までに飼い主が見つからなければ殺処分されてしまいます。しかし迷子になって保護・収容された猫や犬のほとんどが、首輪や名札などをつけていません。グラフのすべてが迷子の猫や犬ではありませんが、保護・収容された犬で20%程度、猫ではわずか1%ほどしか飼い主に返還されることがありません。
飼い主の明示がきちんと行われていれば、もっと多くの猫や犬が飼い主の元に戻れていたのではないでしょうか。
いのちをつなぐ委員会では、迷子になっても飼い主がすぐに分かるよう、犬には狂犬病予防注射時に名札や鑑札・狂犬病予防注射済票、そしてマイクロチップの装着を呼びかけています。猫についてもマイクロチップや名札の装着、また完全室内飼育の促進などを行っています。
不幸な犬や猫を一頭でも減らすため、飼い主のきちんとした飼育管理が必要です。


ペットが迷子になってしまったら
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猫や犬を保護したら
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